グリーンピールが効くメカニズム

グリーンピールが効く理由は「毛穴(けあな)

皮膚は表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層でできています。 「表皮」は0.2mmくらいの厚さで、その中が4層になっていますが、1番外側がご存知の「角質層」。この角質層にバリア機能があるため、どんなに外側から栄養を与えても、さらに奥の「真皮層」まで届きません。

肌の断面図

「真皮層」は1.8mmくらいの厚さで、肌のハリ・弾力になる「コラーゲン(膠原(こうげん)繊維)」「エラスチン(弾力繊維)」「基質(ヒアルロン酸・ムコ多糖類)」で構成されています。
そして重要な「繊維芽細胞」があります。繊維芽細胞は、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの基質を作る源になる細胞です。繊維芽細胞が活発に働いていれば、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの基質の新陳代謝がスムーズに行われ、ハリや弾力が保たれるわけです。
逆に老化やUVなどによるダメージで繊維芽細胞が衰えると、新陳代謝が鈍り、ハリや弾力が失われます。

健康な肌を保つには、真皮層の中で活発に働く繊維芽細胞が必要なのです。

グリーンピールの100%天然ハーブは毛穴から広がります。
ハーブのパワーがダイレクトに働きかけ、28日のターンオーバーを目指すトリートメントです。

グリーンピールは表皮のターンオーバーの正常化を目指します

ターンオーバー図

ハリや弾力は「真皮層」が担当しますが、シミや肌荒れのない肌へのアプローチは、その上の「表皮」が担います。「ターンオーバー」は、表皮で行われる新陳代謝活動を言います。
表皮は外側から「角質層」「顆粒(かりゅう)層」「有棘(ゆうきょく)層」「基底層」の4層でできており、1番内側の「基底層」で角化細胞(ケラチノサイト)が生まれるところからターンオーバーが始まります。
ケラチノサイトは14日かけて変化しながら表面に押し上げられ、やがて角質層になり、さらに14日バリア機能の役割を果たし、最終的には垢やフケとして剥がれ落ちます。

「基底層」にはケラチノサイトのほかに「メラノサイト」というメラニン顆粒を生成する細胞もあります。これは真皮に紫外線が届いてダメージを受けないようにブロックする大事な働きをします。基底層の細胞のうち8〜10個に1つはメラノサイトと言いますから、けっこう多いですね。
生成されたメラニンは、本来ならターンオーバーによって垢として排出されますが、ケラチノサイトの異常時や、ホルモン作用により過剰に作られたメラニンは、排出できずに残ってしまう。これがシミです。

グリーンピールは、このターンオーバーの正常化を目指すトリートメントです。

ターンオーバー周期の現実

グリーンピールにリンパドレナージュは欠かせません

毛細血管・毛細リンパ管図

真皮層の細胞への酸素や栄養素の供給は「組織液」を介して行われます。
組織液は毛細血管の壁からにじみ出た血漿(けっしょう)成分です。その組織液がリンパ管に吸収されたものがリンパ液です。
リンパ液は、老廃物の排泄、むくみの解消(体液のバランス調整)、免疫などを担当します。

酸素や栄養素を供給して二酸化炭素や老廃物を持ち去る血液、そして老廃物や不用な水分を持ち去るリンパ液循環が活発になれば、繊維芽細胞も元気に増殖するというわけです。

グリーンピールの効果を最大に引き出すために「リンパドレナージュ」は欠かせません。
eyeceでは、このリンパドレナージュ(¥5,000(税抜き)相当)をコース価格に組み込み、必ずグリーンピールトリートメント前に行っております。

グリーンピールトリートメントを受けられない方

  • ○皮膚感染症(ヘルペス・化膿ニキビ)にかかっている場合
  • ○リンパ節が腫れている場合
  • ○発熱中の方
  • ○インフルエンザなどウィルス感染されている方
  • ○妊娠中・授乳中の方
  • ○免疫性疾病(ガン・膠原病・人工透析中など)の場合
  • ○循環器系障害(心臓・脳障害)の場合
  • ○甲状腺障害の場合
  • ○毛細血管拡張症のひどい方
  • ○異常に皮膚の薄い方

☆ケミカルピーリング(フルーツ酸などのトリートメント)を受けた方は、4〜8週間はグリーンピールを避けましょう。
☆他にも、ブルーピール、レーザー治療などを受けた方は、グリーンピールを受けるまでに一定期間をあける必要があります。
詳しくはこちら(Q&A「今受けている治療から、どのくらいの期間をあけたらグリーンピールを受けられますか?」)